2012年6月より3ヶ月間に亘り実施しました「メガネで見えるステキな世界」フォトコンテスト。予想を上回る多数の応募を頂きました。誠にありがとうございました。※ご応募いただいた作品のご紹介はこちら
プロカメラマン 吉森 信哉による厳正なる審査の結果、見事入選されたのは、以下の10作品です。おめでとうございます!!
 吉森 信哉
東京写真専門学校(現・東京ビジュアルアーツ)卒業後、精力的に作品を発表。1985年に新宿ニコンサロン、1988年に銀座ニコンサロンで個展を開催。1990年からカメラ誌を中心に、撮影・執筆活動を開始…現在に至る。撮影ジャンルは風景全般だが、特に花や旅写真などを得意とする。ライフワークは「生活感のある花景色」や「奈良・大和路」など。2008年より、東京綜合写真専門学校 非常勤講師。ニコン・カレッジ講師。
 総評
消費者フォトコンテストとしては、レベルの高い写真が多い印象を受けました。受賞の大きな要素となったのは、写真全体の分かり易さです。被写体の明確さ、被写体が生きるライティング、一定以上の画素数があれば、紙、コンピュータ画面など、異なるツールで見ても分かり易く、見る側に訴えかけてくるものがありました。
 受賞作一覧※写真をクリックすると拡大表示されます。
グランプリ:「一生懸命見てます」設楽 卓史 様
「生まれて初めて動物園に行った時の写真です。 ゾウを見る子供の真剣な顔です。」
【講評】赤ちゃん特有の無垢で真っ直ぐな表情をしっかり捉えた、自然と眼がいってしまう作品です。洋服と帽子の黄色のコーディネートが良いアクセントになり、背景とのコントラストを引き立たせています。
準グランプリ:「雨上がりの小宇宙」井口 義友 様
「雨上がりの草はらに蜘蛛の巣に水滴がついて光り輝いていました。 カメラで覗いて見ると宇宙の世界が広がっていました。」
【講評】蜘蛛の巣に水滴がついているシーンは、多くの人がよく目にするであろう雨上がりの身近な光景ですが、レンズを通して見た自然の美しさが感じられる作品です。背景の緑色と茶色、パターン、テクスチャーがより美しさを際立たせていますね。



3位:「未来を見つめるまなざし」日原 洋文 様
「ベトナム北部を訪ねたときに、たまたま出会った少数民族の一家に写真を撮らせてもらいました。ほとんど裸足の子供たちでしたが、少女の真剣なまなざしに、この国(ベトナム)の発展する未来を見るような心持ちがしました。」
【講評】自然なスナップ写真で、演出がされていない素朴さが伝わってきました。国や文化が違っても、子供が持っている屈託のない表情は同じであるというメッセージ性がある興味深い作品です。

4位:「帰り道のおねだり」佐々木 絢香 様
「ふと立ち止まった愛犬を至近距離で撮ってみた。何かをねだるような目が、光の加減と一緒に愛おしく訴えている。」
【講評】飼い主とワンちゃんの絆の強さを感じさせる微笑ましい作品です。余計なものがなく、ワンちゃんの目線の捉え方や表情に寄ったアプローチもいいですね。逆行気味のライティングも毛並みがよく見えます。
5位:「北アルプスを一望する」堀場 太我 様
「薬師岳の山頂を目指す途中、ふと振り返ると北アルプスの山々が目に飛び込んできました。」
【講評】高い所から山並みを見下ろすアプローチ、構図はよくありますが、圧倒される大自然が写真を通じて見る側にも伝わってくる、共感できる作品ですね。
6位:「カメラッ娘。」鈴木 タカミ 様
「写真を見返してみたら、メガネとカメラの写真がたくさん出てきました!子供のころメガネとカメラが大好きだったそうです。このテーマにピッタリ!と思い投稿いたしました。」
【講評】演出過多になっておらず、一枚一枚からお子さんの成長ドラマが感じられます。カメラやメガネなどテーマに関連したアイテムがちりばめられているのもいいですね。

7位:「メガネ夫婦の休日」塔本 健次 様
「鳥取砂丘でふたこぶラクダに夫婦で乗りに行きました。当日はとても寒かったですが、感激でした。」
【講評】ラクダの表情の面白さと、メガネを掛けご夫婦の表情の穏やかさで和む写真です。曇天ながら、人物・ラクダがつぶれず、曇天ならではの柔らかい光のグラデーションがあります。
8位:「こどもの日」丸山 浩司 様
「5月の連休に 遊びに行った際
風に揺れている 小さな鯉のぼりが元気に遊ぶ子供のように見えました」
【講評】望遠で撮っている緑に浮かび上がる鯉のぼりの色のコントラストがいいです。鯉のぼりの揺れ具合の捉え方もよく、子供の健やかな成長を願う大人の思いを感じ取れる興味深い作品です。
9位:「美しい自然のある地球大好き」今川 美佐子 様
「私は蝶が好きです。岡山で住んでいた頃、近くの土手にジャコウアゲハの幼虫の食草ウマノスズクサがあるため1年中ジャコウアゲハがおりました。冬は蛹での越冬ですが。そんな思い出の場所での黄昏の一コマです。」
【講評】動いている蝶を上手く捉えるのは難しいのですが、この作品は見事に捉えて、写真でしか表現できない一瞬の美しさを表現している作品ですね。
10位:「冬の贈り物」大野 安右衛門 様
「冬の田んぼに氷が張り、その下の気泡を撮りました。」
【講評】風景としては埋もれてしまう冬の田んぼの氷の気泡をクローズアップし、自然の作り出す色のカラフルさを上手く表現しています。露出を暗めにすることで、より気泡の色を強調しており、写真技術の高さも感じます。
ページのトップへ戻る